2023年12月11日月曜日

事業報告23 「花畑 絵本のひろば 2023」

 1126(日曜日)

 当日は好天に恵まれて、スタッフも含め総計で176名の皆様にご参加いただきました。     (乳幼児43人、小学生42人、中高生1人、成人71人、高齢者19人)

 昨年までは、「絵本カーニバル」として、開催していましたが、本年度はより地元に密着した事業にしようという思いで、名前を「絵本のひろば」と改めて開催しました。今回は主催者も参加者もみんなで楽しもうというねらいで、特に、実行委員10名の創意工夫を生かした楽しいブース作りを心がけました。4月20日の第1回目の実行委員会からスタートして、計7回、8カ月に渡って準備を進めてきました。

 今年も柏原中学校の美術部の皆さんのご協力を得て、入口の大看板とプログラムのフライヤーを絵本の雰囲気に合わせて作成していただきました。可愛い作品本当にありがとうございます。

 今回の報告は、開場前の様子から各ブースの様子を時間を追って、写真とともにご紹介します。

1)会場準備の様子

2)絵本ブースの様子

3)各ブースの様子


 A.絵本の読み聞かせ(10:30)

  花畑公民館ではお馴染みの、子どもの本エルマー専門店の前園敦子さんに来ていただき、子どもにとっては楽しく、大人にとっては絵本の魅力と子育てのポイントを知らせていただきました。 

乳幼児期の絵本の読み聞かせの重要性

〇語彙力を獲得するためには、0歳から言葉かけをすることが大切。そのためには大人が変わらないといけない。

〇お母さんから言葉かけをしたら幸福感が変わる。

〇乳幼児はママのやさしい言葉が好き。求めている。➡愛着心がわく。

〇特に電話をしている声(よそ行きの声)が好き。

〇4~5か月までは、視力が定まっていない。なんでもない音にビックとするくらい、聴力にたけている。                                      

 赤ちゃんから小学生から子育て中のパパ・ママ。みんなが前園さんのお話や、読み聞かせに集中してとてもアットホームな1時間でした。子育て中の方にとっては、絵本の大切さを実感できる良い機会になったのではないかと思います。

 B.お昼寝アート(11:30)

 今回もお昼寝アートの認定講師:小屋 小代里さん(日本おひるねアート協会)の方に来ていただき、季節に応じた作品を準備していただきました。先着12組でしたが、14組の方がアートに参加されました。

 C.チリンチリンの紙芝居屋さん(11:30)

 今では60代以上の方しか経験したことがないと思いますが、紙芝居屋さんを復活しました。昔は子どもが小銭を握りしめてアメを買って見ていたのですが、今回は子どもたちにアメを配って見てもらいました。

 D.花畑寺子屋カフェ

 夏休みの宿題寺子屋で実施した「花畑寺子屋カフェ」の再開です。カレー、コーヒー、大学芋と焼き菓子を準備しました。大人の方には料金をいただきましたが、子どもは絵本を読んで一言感想を書けばカレーはただになります。地域のソフトボールクラブのファルコンズの皆さんは、午前中の練習後に参集してくれて、絵本に触れ美味しいカレーをゲットしていました。焼き菓子は、地域の青木さんのご協力を得て、プロ顔負けのふわふわの台湾カステラを作っていただきました。あっという間に完売しました。子どもの感想もご覧ください。


 E.駄菓子屋さん「花ちゃん」

 子どもたちの楽しさを応援してくれるのはお菓子。しかも、安価でたくさんもらえる駄菓子屋さんは必須のアイテムです。卸屋さんから仕入れて入り口の目立つところに開店しました。

 F.「お弁当バス」大型絵本

 保育園の勤務経験のある実行委員さんが数ヶ月かけて特大の絵本を作成しました。一度にたくさんのみんなが楽しめます。読み聞かせもバッチリ、自分のお弁当を作りたくなります。そこで、お弁当作りのワークショプへ移動です。準備されたたくさんの具材から自分が食べてみたいお弁当を作り上げました。出来上がった作品は公民館ロビーに掲示しています。お弁当を見ながら、来館者が足を止められ、「美味しそうだね。大盛やね。」と、話の花が広がっていました。

 G.「絵本の玉手箱コンサート」14:00

 校区にお住まいのプロの演奏家、戸田友紀子さん(ピアノ)、田村朋弘さん(チェロ)、お二人はご夫婦です。そして、歌のお姉さん太田智子さんの3人で、音楽が奏でる絵本の世界を表現していただきました。プロの演奏家のBGMにプロの声楽家による絵本の読み聞かせ❗                  ️      なんと幸せに満ちた贅沢な時間なのだろう…と、感動いっぱいでした。



 F.リユースコーナー

 「まだまだ着れる孫の服などをリユースできませんか?」と、以前から地域の方からご提案をいただいておりました。今回の絵本の広場では、乳幼児の参加も見込まれましたので、提供していただいた服のリユースコーナーをロビーに設けました。校区内のいろんな方からリユース品を提供していただきました。心よりお礼申し上げます。提供していただいた子供服は、1人、5点までの持ち帰りを可能にして、新しい持ち主のもとに引き取られていきました。まだ、継続中ですのでぜひお立ち寄りください。

 これからも、機会があればこのようなコーナーを設けていけたらと思っています。

  昨年までは2日間に渡っての開催でしたが、今年から午前10:00〜午後16:00までの1日開催としました。その分、内容は盛りだくさんでしたが、少し時間に追われて、スタッフにとっては慌ただしく時が過ぎて行くような感じでした。ただ、参加していただいた方々は、一様に満足された表情をされていたと思います。翌日の朝、登校中の小学生から「昨日は楽しかったあ~」と言ってもらい、思わず「ありがとう。またおいでね」と答えていました。

 スタッフ一人一人も、「忙しかったけど楽しむことができた」と、やり切ったという思いを出し合っていました。

 来年に向けて、もう少し課題を整理して「花畑絵本のひろば」をさらに発展させていきたいと思います。

                     END