●11月14日(木曜日) 10.-
わくわくシニアスタジオ(校区高齢者部)と公民館の共催で、認知症サポーター養成講座が開かれました。講師は柏原4丁目にある「(株)森の家」代表の田中 史王先生です。当日は、40名の参加者があり、みなさん真剣に認知症についての学びを深めておられました。
まず最初に、認知症サポーターとはの説明がありました。ポイントは2点です。
①何か特別なことをする人ではありません。
②認知症について 正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人やその家族を温かい目で
見守る「応援者」です。
つまり、認知症と言うとむずかしさや大変さばかり目がいってしまいがちですが、人権尊重の立場に立って、正しい知識を持って偏見を持たずに接していくことが大切だと教えていただきました。今回参加された方の感想を少し紹介いたします。
◉ 大まかなことは理解できたような気がする。普通に思いやりを持って接したいと思う。ゆっくりと優しい話し方で大変聞きやすかった。日本全体高齢化で本当に大変だと思う。
◉ 認知症を病気としてみるのではなく、その方の人格や人柄を優先に寄り添って介護の仕事をしていきたいと思った。
◉ 特別な人と思ったことはないです。誰がいつ認知症と判断されるかわかりません。自分も含めての話だと思います。
◉ 長い間看護師として働き、ケアマネジャーの資格も持って介護調査に携わったり、老人ホームでも就労しました。実際に認知症の方にも関わったので知識は持っていましたが、改めて勉強のやり直しができたように思います。そろそろ自分自身も高齢になってきたので、可愛くボケていきたい…かな…と思います。
養成講座の内容の概要と参加された方の様子を写真でご紹介します。
講座の最後では、認知症の人と接するときの心構えについて以下の様に教えていただきました。
① 3つのない プラス1
1)驚かせない 2)急がせない 3)自尊心を傷つけない プラス 4)否定しない
② 7つのポイント
1)まずは見守る(さりげなく)
2)余裕を持って対応(焦りや困惑は相手に伝わる)
3)声をかける時は1人で(複数で囲むと恐怖心を生む)
4)後ろから声をかけない(相手の視野に入る)
5)相手の目線に合わせて優しい口調で
6)おだやかに、はっきりした話し方で(早口、大声、甲高い声でまくしたてない)
7)相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応(同時に複数の問いかけをしない)
高齢化が進んでいるわたしたちの日常の生活で、認知症の方との接する機会は増えていくと思います。上記の内容は、多様な個性を受け入れて、人としての人格を認める対応だと思います。多くの人が、サポーターとして接することが出来るようになるといいですね。
今日受講した方皆さんに、認知症サポーターとしての証のオレンジリングが配られました。 END