2024年11月25日月曜日

12月の予定とセールスポイント

 

      跳び箱の 突き手一瞬 冬が来る       友岡 子郷

  朝夕の冷え込みに、秋をしっかりと楽しむ間もなく、一瞬で冬がやってきたような感じがしております。カレンダーの枚数もあと一枚となり、来年に向けての世の中の動きもあわただしくなってきていますね。公民館でも、12月はXmasを中心とした催しが目白押しです。今年は、バスハイクもありますので少し忙しい年末を過ごすことになりそうです。

 ジャズコンサート・人形劇・乳幼児のふれあいXmasコンサートは事前申し込みが要りますが、よりあい塾のXmasコンサートは、参加自由ですので多くの皆様のご参加をお待ちしております。






事業報告 26  「認知症サポーター養成講座」

 ●11月14日(木曜日)  10.-

 わくわくシニアスタジオ(校区高齢者部)と公民館の共催で、認知症サポーター養成講座が開かれました。講師は柏原4丁目にある「(株)森の家」代表の田中 史王先生です。当日は、40名の参加者があり、みなさん真剣に認知症についての学びを深めておられました。

 まず最初に、認知症サポーターとはの説明がありました。ポイントは2点です。

 ①何か特別なことをする人ではありません。

 ②認知症について 正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人やその家族を温かい目で

  見守る「応援者」です。

つまり、認知症と言うとむずかしさや大変さばかり目がいってしまいがちですが、人権尊重の立場に立って、正しい知識を持って偏見を持たずに接していくことが大切だと教えていただきました。今回参加された方の感想を少し紹介いたします。

◉ 大まかなことは理解できたような気がする。普通に思いやりを持って接したいと思う。ゆっくりと優しい話し方で大変聞きやすかった。日本全体高齢化で本当に大変だと思う。

◉ 認知症を病気としてみるのではなく、その方の人格や人柄を優先に寄り添って介護の仕事をしていきたいと思った。

◉ 特別な人と思ったことはないです。誰がいつ認知症と判断されるかわかりません。自分も含めての話だと思います。

◉ 長い間看護師として働き、ケアマネジャーの資格も持って介護調査に携わったり、老人ホームでも就労しました。実際に認知症の方にも関わったので知識は持っていましたが、改めて勉強のやり直しができたように思います。そろそろ自分自身も高齢になってきたので、可愛くボケていきたい…かな…と思います。

 養成講座の内容の概要と参加された方の様子を写真でご紹介します。

 講座の最後では、認知症の人と接するときの心構えについて以下の様に教えていただきました。

 ① 3つのない プラス1

  1)驚かせない 2)急がせない 3)自尊心を傷つけない プラス 4)否定しない

 ② 7つのポイント

  1)まずは見守る(さりげなく)

  2)余裕を持って対応(焦りや困惑は相手に伝わる)

  3)声をかける時は1人で(複数で囲むと恐怖心を生む)

  4)後ろから声をかけない(相手の視野に入る)

  5)相手の目線に合わせて優しい口調で

  6)おだやかに、はっきりした話し方で(早口、大声、甲高い声でまくしたてない)

  7)相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応(同時に複数の問いかけをしない)

 高齢化が進んでいるわたしたちの日常の生活で、認知症の方との接する機会は増えていくと思います。上記の内容は、多様な個性を受け入れて、人としての人格を認める対応だと思います。多くの人が、サポーターとして接することが出来るようになるといいですね。

 今日受講した方皆さんに、認知症サポーターとしての証のオレンジリングが配られました。                                  END


 

事業報告27 「花畑絵本のひろば」

 ●11月16日(土)~17日(日曜日)

 「花畑絵本のひろば」と名称を変更(過去2回:絵本カーニバル)して、2回目の開催になります。昨年は1日だけの開催でしたが、今年は「ゆっくり絵本を見る時間も確保しよう」ということで2日間の開催となりました。4月の19日からスタートした実行委員会は、本番までに合計8回開催され、新たな工夫も加わって楽しい広場となりました。

 絵本展示コーナー(2日間にわたって展示)

 今年のメイン展示は、特別企画として「給食番長」で有名な、『よしながこうたく』さん(南区大橋在住)の作品すべてを紹介しました。この企画をよしながこうたくさんに直接お話したところ、よしながさんの作品のぬりえを自由に使ってくださいとお返事をいただいて、ぬりえコーナーも準備しました。


 この他にも、展示のテーマを次の7つに絞って紹介しました。

◉エリック・カール ◉ぐりとくら ◉防災 ◉家 ◉図鑑 ◉Xmas ◉お正月

 「家」コーナーでは、三匹の子豚の3つの家をダンボールで再現しました。材料集めや飾り付けに苦労しましたが、子どもたちにとってはうれしい遊び場所です。小さい子も小学生の高学年の子も中に入って大喜びでした。すぐに壊すのはもったいないということで、今は、公民館の入り口に飾ってあります。「あっ三匹の子豚の家や!」と気付いてくれる子がいっぱいです。


 第1日目 16日(土曜日) 13:00~17:00

 『絵本に触れよう~絵本の魅力と読み聞かせ~』

 今年も、エルマー代表の前園 敦子さんに読み聞かせをしていただきました。絵本の持つ力を紹介していただいたことはもちろんですが、前園さんの魅力あふれる子育ての秘訣を聞かせていただき、会場の皆さん大満足です。よちよち歩きの子どもたちも前園さんのお話に集中して幸せなひと時を過ごせていました。


『おひるねアート』 思い出の1枚をアルバムに残しましょう
 今年は、犬丸 美樹さんを講師にお招きして、お庭で縄跳びとお正月バージョンを準備していただきました。

『紙芝居屋さん・駄菓子屋はなちゃん・はなカフェ』
  絵本以外の楽しみも準備しました。



第2日目 17日(日曜日) 10:00~16:00

『こんにちは! 絵本図書室 ~エリック・カール~』コラージュ ワークショップ

 今年は、子ども文化コミュニティの鈴川さん・白石さん・柴藤さんのご指導で、エリック・カールをテーマにコラージュの作品を作りました。参加されたみんなが出来上がった作品に大満足です。さらにエリック・カールの作品を好きになったかもしれませんね。

『絵本の玉手箱コンサート 2024』

 今年の絵本の玉手箱は、昨年の大好評につきアンコール出演となりました。ピアノ:戸田 友紀子さん、歌:太田 智子さん、パーカッション:納富 沙弥香さんの3名で、パーカッションが加わったことで、いろんな音を出していただき子どもたちも大喜びでした。またとない絵本の楽しみ方をみなさん堪能されていました。


番外編

 
今回の絵本の広場の参加者は、16日が105人、17日が98人でした。年を重ねるたびに内容も充実し、皆さんに楽しんでいただく工夫もしています。さらに多くの皆さんに参加していただき、絵本の持つ魅力を感じていただき、新たな絵本との出会いをサポートできたらと思っております。楽しい企画で来年もお待ちしております。            END