2022年11月29日火曜日

事業報告 24 秋のお宝発見 ~桧原運動公園で樹木観察をしよう~(キッズスペース)

  晩秋としては少し熱いくらいの陽気の中、キッズスペースの子ども18名が桧原運動公園にいって樹木観察をしました。以前(6/20)ブログで「花畑キッズスペース:下見に行ってきました」で報告した分の本番です。今回も、福岡市緑のコーディネーターの白石 孝信先生と森 圭美先生のご指導をいただきながら楽しい観察会となりました。

 今回の子どもたちは、幼児2名、1年生3名、2年生7名、3年生5名、5年生1名の参加で、保護者の方3名にもサポートをしていただきました。また、グリーンリンク関係のボランティアスタッフ4名の方のご協力と公民館職員4名も加わり、子どもたちも安心して公園への移動や観察、リース作りを楽しむことができていました。

 秋の日差しを浴びながら、公民館から大平寺古墳群の横を抜け、桧原運動公園の南側(テニスコートの上)の東屋に集合しました。まず最初は、木の学習への導入、森先生の木の絵本の読み聞かせがありました。

 次は、いよいよ観察です。4つのグループに分かれて、木のコーディネーターさんが選んだ4種類の木(栗・マテバシイ・ヤマモモ・ソヨゴ)の特徴を調べました。まず最初に、
白石先生から木の特徴を調べるポイントをいくつか紹介していただきました。
 木の幹の太さを調べる時、地面から何cmの高さを調べると思いますか?          
答えは120cmです。胸の高さ位を基準にしているそうです。はっぱや実の付き方、木の幹の太さ、はっぱの形や仕組み等、日頃何気なく見ていた木もいろいろな視点でじっくりと観察すると、どの木も個性豊かだなあと感じることができます。
 観察した後、グループごとに分かったことや気が付いたこと、また、教えてもらったことなどを発表しました。

 年中さんから3年生までがほとんどの子どもたちでしたが、はっぱの特徴をよくとらえて絵も上手に描かれ、発表も恥ずかしがらずにできていました。白石先生からは「いいところに気が付いたね」とお褒めの言葉をたくさんもらっていました。


 白石先生から教えていただいた、常緑樹・落葉樹をながめながら、子どもたちはこの後楽しみにしているリース作りの材料集めです。
 色々な種類のどんぐりや、黄色や赤に色づいた葉っぱを集めて子どもたちの袋の中はお宝でいっぱいです。どんなクリスマスリースができるか楽しみです……。

 【リース作り】
 今回はお天気だったので、お宝を集めることができましたが雨の日のことを考えて、森先生や公民館でリースの材料をある程度集めていました。子どもたちにとってはお宝いっぱいでリース作りのイメージが大きく膨らんでいるようでした。

 思い思いの、個性があるリースができあがりました。楽しいクリスマスを迎えることができそうですね。一部を紹介いたします。

 子どもたちは出来上がったリース片手に大喜び、たくさんの学びも含めてご指導いただいた白石先生・森先生、ボランティアスタッフの皆様ありがとうございました。子どもたち一人一人の心の中の秋も、お宝でいっぱいになったようです。また、お手伝いいただいた保護者の皆様にも感謝申し上げます。
END





 

2022年11月25日金曜日

事業報告 23  よりあい塾「心の学習会」

  今回のよりあい塾(11月24日)は「心の学習会」と題して、人権についての学習会を行いました。23日の夜はW杯の日本対ドイツ戦の放送を見た方も多かったようで、ちょっと寝不足気味?かなとも思われましたが、19名の元気な皆さんに参加していただけました。

 今回のテーマは、9月の「サークル人権学習会」で実施した内容と同じで、ヤングケアラーについて学びました。講師も9月と同じ南区総務部生涯学習推進課 人権学習指導員の高田 幸平先生にお願いしました。基本的な内容は前回と変わりませんが、前回ブログ(9/5投稿)でご紹介した内容に加えて新たな資料も準備していただきましたので、今回はそれについてご紹介いたします。

 福岡市では、人権学習の大きな課題として8つを中心に取り組みを進めています。        1 同和問題                                2 女性に関する問題                  3 子どもに関する問題             4 高齢者に関する問題            5 障がい者に関する問題          6 外国人に関する問題           7 HIV感染者等に関する問題       8 その他の人権問題

となっています。ところが、社会情勢の変化で色々な問題が出てきているため、8番目に「その他」として色々な課題に対応することにしています。今、新たな問題として取りあげられていることに、SNSでの誹謗中傷や、LGBTQ(性の多様性)・ホームレス・アイヌの人々・犯罪被害者等への偏見や差別、また、北朝鮮当局による人権侵害問題などがあります。           

 今回のヤングケアラーも、子ども関する問題(いじめ、虐待、不登校等)として捉えてもいいのですが、家庭だけの問題とせず、学校や地域の関わりも必要性があるということで新たな課題として挙げられています。

【子どもの権利について】                              1990年の第44回国連総会で子どもの基本的人権を国際的に保障するため「子どもの権利条約」が採択されました。日本も1944年に批准しています。これは、18歳未満の児童(子ども)も権利を持つ主体と位置づけ、大人と同様、ひとりの人間としての人権を認めるとともに、成長の過程で特別な保護や配慮が必要な子どもならではの権利も定められています。子どもの生存、発達、保護、参加など包括的な権利を実現・確保するために必要となる具体的な事項を規定しています。  

 「4つの権利」                                     ①生きる権利(住む所や食物があり、医療を受けられる等、命が守られること)           ②育つ権利(勉強したり遊んだりして、自分の能力を十分に伸ばしながら成長できること)          ③守られる権利(紛争に巻き込まれず、暴力や搾取、有害な労働から守られること)           ④参加する権利(自由に意見を表したり、団体を作ったりできること)

 これらのことを踏まえて、ヤングケアラーの状況を観てみると

 一昔前は、子どもも家庭の労働力として考えられていたり、家族の困っている状況を手伝うのは当たり前だと思われていました。また、家庭内の問題だから周囲の人に言ってもしょうがない。そして、それぞれの家庭の問題だから周囲がとやかく言うべきではないという考え方もありました。
 しかし、子どもの権利を守らなければならないという視点から見てみると、本来大人が担うとされているケアを子どもが日常的に行っており、上記の権利が守られていない状況が増加傾向にあり問題となっています。(中学生5.7%、高校生4.1%:R2厚労省調査)

 学校生活の影響として、遅刻が多い、授業に集中できない、忘れ物・宿題忘れが多い、友人関係が作れない、部活が出来ない、休みがちなどの傾向があるようです。子どもたち自身も、○自分の時間がない ○勉強する時間がない ○相談する人がいない ○ストレスを感じる ○友人と遊べない ○睡眠がとれない 等色々な負担を感じているのが実態のようです。
【必要とされる取組】
 高田先生は、最後のまとめで次の点を指摘されました。                ○発見・把握と支援は、セットとして考えていかなければならない。            ○子どものケアを止めさせるのではなく、ケアの時間を減らす支援を進める。       ○ヤングケアラーの認知および相談できることの周知をすすめる。             


【振り返りの感想】


 皆さん「ヤングケアラー」について新しい知識を得て、自分の体験や周囲の環境を振り返って、自分事として考え、楽しい雰囲気の中で意見を交流していただきました。ご覧のように児童憲章(学校現場では職員室や図書室に掲示してあることがあります)について話された方もおられました。今一度、私たちの身の回りで児童の権利が本当に保障されているのか?振り返ってみることが必要かもしれませんね。

 最後に、高田先生が人権教育を進めていくうえでのコツを教えていただきました。そして「は・な・は・た」の4文字を使って、よりあい塾の皆さんにプレゼントをしていただきました。いつも、花畑校区のことを温かく見守っていただき有難うございます。

END

2022年11月21日月曜日

芝の再生 vol.6

  前回(vol.5)のご案内をしてから約2カ月(70日)が経過しました。再生は無理かもしれない「今後に向けて」で思案のしどころと、ちょっと嘆き節のようなことを書きました。

 その後、僅かな期待のもと芝の種を植えてみました。

   
裏の説明書
 








 

 説明書によると、砂と種を混ぜてむらなく撒くようにとあったので、約2㎏の砂に対して種300gを混ぜ込んで、気持ちをこめて均等に撒いたつもりでした。種を撒いたのは10月の前半でしたので順調(3~4週間で5~6㎝伸びる)に伸びていれば今頃は5~6㎝の芝生が青々と………。 これは、あくまで理想的な話でして、そう簡単にはいかないだろうと思っていました。案の定一面の芝生とはいきませんでした。しかし、かすかな希望もありました。下の写真をご覧ください。雑草たちも夏の盛りを過ぎたせいか、全体的に勢いがなくなってきたように思われます。その分、以前からあった芝が結構目立つようになってきています。また、ところどころに新しく種を撒いた分だろうと思われる芝の新芽も出てきています。本当にまばらですが…。

 今回、種を撒いた部分は全体の約5分の1程度で、以前の芝がしっかりしているところにはほとんど新芽は出ていないようです。今後は芝がほとんど植わっていないところを中心に撒いてみたいと思います。(11月中が限界のようですが)

 また、夏のような勢いはありませんが雑草(芝生を中心に考えると)もしっかりと自己主張するかのように命を繋いでいます。鳥や虫のお客さんも相変わらず飛んできています。今日は写真ではゲットできませんでしたが、バッタが来客として顔を見せてくれました。これからも芝生広場を維持していくためには、1年中、草取り・草刈は宿命だと諦めるしかなさそうです。これから寒い冬に向かって、どのように芝や雑草が変化してくれるか、心折れずに付き合っていきたいと思います。

【11月21日でも自己主張する植物たち】


  オレンジの枠内は「母子草」です。よくご覧ください、母親と子どもがつながってます。                                                      END

2022年11月18日金曜日

事業報告22 「絵本カーニバル花畑2022」

 晩秋の好天に恵まれた二日間、今年2回目となる「絵本カーニバル花畑2022」に大勢の来館者が公民館を訪れ、いろいろな楽しい体験をしていただきました。下記のワークショップ以外にも、お気に入りの絵本を選んでのシール貼り、本の読み聞かせやキッチンカーによるたこ焼きとたい焼きの販売、ライトコートでのお茶タイムなど、絵本を通してゆったりとした時間を過ごされたのではないかと思います。

 今回の事業報告は、時間の経過とともに写真を通して(バッグランドも含めながら)皆様にご紹介していきたいと思います。

○5日am 会場準備
たくさんのスタッフの方のご協力をいただき絵本をテーマ別に並べました

 公民館の入口(右)の絵本カーニバルの看板は、柏原中学校の美術部の皆さんに描いていただきました。可愛い看板ありがとうございます。昨年の看板(左)も健在です。
テーマ別に絵本もきれいに並べられ後はお客さんを待つばかり…。


 今年は、地域の若いお母さんたちのハンドメイドアクセサリー販売や、たこ焼き・たい焼きのキッチンカーも準備しました。休憩コーナーはライトコートにセッティングしました。好天に恵まれ準備OK‼

○テーマ別の取組
 今年は、今までのテーマに加えて絵本作家の「くすのき しげのり」さんのコーナーや外国語で書かれた絵本のコーナーも設けました。全部で18のテーマ別コーナーを準備しました。

○今年の新たな取組
 今年は、参加していただいた皆さんに受付でシールを5枚お渡しし、お気に入りの絵本や、気になる絵本があったら絵本の前に置いてあるカードにそのシールを貼って頂きました。主事さんの頑張りで、展示した絵本のすべてに題名と写真入りのカードを作って準備しました。絵本を見て楽しんでいただいて、さらに、自分のお気に入りを紹介することで多くの皆さんに絵本の楽しさを共有していただけることができたのではないかと思います。中には、「シールたくさん貼ってある絵本を中心に読みました」という方もおられました。
 その結果の一部を紹介いたします。

○絵本の読み聞かせ
 いよいよカーニバルのスタートです。皆さんが思い思いに絵本を手にしておられる合間に、絵本の読み聞かせを行いました。5日は13:30~と14:30~、6日は11:00~と12:30~ボランティアスタッフの方々の心のこもった読み聞かせは、聞いている人に絵本の持っているパワーをしっかりと注ぎ入れることができていたと思います。又、企画振興課の蓑原さんにも、エプロンシアターやパネルシアターをしていただきました。


○てみてるコンサート
 5月の花畑ふれあい広場(乳幼児親子)で来ていただいた、ハープ奏者 荒牧 てみさん、ギター奏者 荒牧 輝信さんのご夫婦に、14時と15時の2回、コンサートをしていただきました。絵本カーニバルにはピッタリの音色で、じっと聞き入る人もいれば、絵本を読みながら聞いているいる人もいました。低学年の子が寝転んだり少し音を立てていたのでスタッフが注意しようとしましたが、荒牧さんは「大丈夫ですよ、そのまま自由にさせてあげて下さい」と優しく見守っていただきました。一番前に陣取っていた女の子の、素朴な疑問にも優しく答えられており、とってもいい雰囲気でコンサートが進んでいきました。

○オリジナルエコバッグ作り
 絵本カーニバルと同時開催で、緑のコーディネーター森 圭美さんをお招きして「オリジナルエコバッグ作り」を開催しました。2階の地域団体室には小学生から大人まで集まって、森さんが準備していただいた木の葉っぱや枝など、好きな材料を選んでそれに絵具(アクリル)をつけ、エコバックにスタンピングをしました。自分の好きな葉っぱで、自然の形を生かしたマイバックが仕上がっていました。

○夜の絵本カーニバル
 コミュニティ雑誌「まいんず」にも紹介された「夜の絵本カーニバル」。花畑校区の人だけでなく、近隣の校区から事前に問い合わせて参加された方もいました。絵本が並んでいる講堂には所狭しとたくさんの方が参加されました。
 講師は、日本で初のチルドレンズミユージアム「遊びと学びのミュージアム」(1944年)を福島県で設立され、その後も全国に子どもの遊び空間をプロデュースされた 目黒 実先生です。九州大学大学院・京都造形芸術大学院で教授を歴任されています。九州大学ユーザーサイエンス機構、同大学院ユーザー感性学専攻では、子ども論、物語論の授業を担当され、子どもプロジェクトを主宰。今回は「~星の王子さまとサン=テグジュペリはどこから来て何者で、どこへ行くのか!~」という内容でスペシャルトークをしていただきました。予定では18:00~19:30の予定でしたが、先生の熱い思いを15分ほど多く聞かせていただきました。改めて「星の王子さま」を読み直したくなった方も多かったのではと思います。















6日 10:00~
○お昼寝アート
 先着12組限定の「お昼寝アート」、日本おひるねアート協会認定講師:小川 ふみこさんにお願いして、巨大ハンバーガーの写真撮りをしていただきました。ちっさいお子さんがほとんどでしたが、あまり緊張感もなくいい写真が撮れていたようです。

○ステンドグラス風窓飾り
 前回から、絵本カーニバルの開催にあたってご協力をいただいている、CLC worksの黒木 慶子さんに「ステンドグラス風窓飾り」のワークショップをお願いしました。ステンドグラス風となっていますが、出来上がった作品をガラスに貼ってみると、とても綺麗で参加された皆さん大満足。いろんな人に広げてみたいなあという気持ちも湧いてくるようでした。
 作品の紙質は、西洋折り紙「トランスパレントペーパー」で、ツヤのある薄い半透明の紙です。光を通すので、重ねることできれいな色のグラデーションが誕生します。百円ショップでも売っているようです。
 



○後片付け+おまけ
 楽しかったカーニバルもあっという間に終了です。残られた皆さんにお手伝いいただき後片付けは思ったよりも早く終えることができました。8/26に第一回目の実行委員会を開催してから約3カ月、たくさんの方々のご協力を得て無事に2日間の日程をこなすことができたと思います。心よりお礼申し上げます。参加していただいた方に、絵本の楽しさだけでなく、いろいろな体験、出会いの機会を提供できたのではないかと思います。今回の経験を踏まえて、さらなる一歩を踏み出していきたいと思います。

 【楽しさのワンカット!】


END









2022年11月9日水曜日

事業報告21 「生き生き楽しい健康づくり」

 1027日(木) よりあい塾花畑(成人~高齢者) 23名参加

 今回のよりあい塾花畑は南区の保健福祉センターとの共催で高齢の方の健康づくりが企画されました。前半は保健福祉センターの保健師 長岡 琴妃さんから「フレイル」についてのお話がありました。フレイルとは虚弱という意味ですが、健康な状態から要介護になるまでの間のことで、その間をどのように過ごすか、つまり健康な状態をいかに維持することが大切なのかを考えることです。このフレイルの期間の生活習慣を変えたり運動をすることにより健康な状態を保つ必要があるということです。

 たとえば食生活でいうと、一日に10種類以上の食品を取ること。

「さあ、にぎやかに いただく」

○さ:魚 ○あ:油 ○に:肉 ○ぎ:牛乳 ○や:やさい ○か:海藻 ○い:芋

○た:卵 ○だ:大豆 ○く:果物

 また、「オーラルフレイル」がとても大切であること。オーラルとは口を使って話すということですがオーラルフレイルとは「笑うこと」で、この笑うという行為が健康にとてもいいとされているそうです。毎日の食事も笑いながら楽しく栄養を取ることが大切だと教えていただきました。

 後半は、5月の「花っ子クラブ」の開講式でもお世話になりました、健康運動指導士の平塚 泉先生に運動のことについて実際に活動をしながら日常生活に運動を取り入れることの大切さを教えていただきました。椅子に座ったままの運動が中心でしたが、先生の軽快な話術と適度な運動で参加された皆さんからの笑い声もたくさん聞かれ、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

 平塚先生のお話からいくつかご紹介します。

○毎日の運動で筋肉が落ちないようにすることが大切。

 人間の体の中で一番大きな筋肉は 1、もも 2、ふくらはぎ 3、おしり 4、肩 これらは人間の体を支えるために重要な役目を担っているので、日頃から動かしておく必要があるそうです。また、「生活筋力」というものがあり、元気に生活するために生きていくうえで基本的に必要な筋力のことです。(①立って移動する②立ったり、座ったりする③押したり、引いたりする④ひねる、ねじる)運動することで、これらの筋力が落ちないようにしていくことが大切です。

○骨盤を基盤にして:つまり猫背にならず姿勢をまっすぐに保てるようにすること。

 いつも骨盤を立てる力を意識して、太ももの内側の内転筋と足の指を使いながら立ったり座ったりすることが大切です。


座ったままの体操でしたが、楽しく、笑いながら、身体をいっぱい動かせました。


 今日は、座ったままのトレーニングが中心でしたが、平塚先生の軽快なトークと分かりやすい筋肉のトレーニング(健康づくり)はこれからも、ぜひ習ってみたいと思いました。今日の体験を皆さんがお家で繰り返して、フレイル状態の心と体が健康体に戻れるといいですね。又の機会をお楽しみに…。                          END 






事業報告20 ハロウィン特集②

 ○10月29日(土) 「HAPPY HALLOWEEN」(花っ子:小学生対象)

  小学生の部は、前回の久野 潤子先生と新たに加嶋 利枝先生のお二人にご指導をいただきました。久野先生は不思議の国のアリス、加嶋先生はミッキーファンタジーに変身されていましたが、子どもたちもやる気満々で、ほぼ全員が何らかのキャラクターに変身しての参加になりました。公民館の職員も変身してお手伝いをしましたが……。

 思い思いのコスチュームに変身しての参加です。

 ハロウィンについて分かりやすく説明をしていただきました。

「ハロウィンとは」

 毎年10月31日に行われるお祭りの名称で収穫祭の意味合いもあるそうです。古代ケルト人たちが行っていた「サウィン祭」儀式が起源とされています。しかし、本来の意味はほとんど無くなっており、子どもたちが仮装をしたりお菓子をもらったりして楽しむことがメインとなっています。現代式のハロウィンはアメリカで生まれで主に英語圏で親しまれています。近年では日本でもかなり普及していて(商業ベース?)、イベントが開催されたり、ハロウィンを意識したグッズやお菓子などが店頭を賑わせるようになっています。

「なぜ仮装をするのか?」

 10月31日の夜は、古代ケルト人にとって「ご先祖様の霊が訪ねてくる日」、つまり日本でいうところの「お盆」のような日でした。この夜はご先祖様の霊だけでなく悪霊や魔女もやってくると考えられていたため、それらを追払う目的で不気味な仮面(かぼちゃのランタンやお化け等)を身につけたり、家の外に置いたりしたといわれています。現代ではこの慣習から”ホラー的要素”だけをそのまま受け継ぎ、「魔女」「吸血鬼」「おばけ」などの仮装が定番となりました。

 ハロウィンの説明を聞いた後は、いよいよ子どもたちの変身紹介です。一人一人しっかり考えて工夫した様子があり、特に目立った子・工夫した子には、その努力をたたえて賞状とお菓子が渡されました。その一部のお友達のコスチュームをご紹介します。


 次は、エンジョイタイム。グループ対抗のゲーム合戦です。まず最初に英語の単語の勉強です。単語の勉強といったら大人は「覚ねばならず大変!」と思いがちですが、ゲーム性を取り入れると、楽しく言葉を身につけることが出来そうです。ルールは、グループの先頭の人が下のカードの一つの単語を選んで、次の人に伝言していき最後の人がそれを書きとっていきます。次から次に伝言していき、たくさん正しく言葉を送ることが出来たームに得点が与えられます。

ゲームに使われたカードの一枚です。


 小学校でも英語の授業がありますが、今回のようにゲームを取り入れて楽しみながら単語を覚えられるといいですね。子どもたちにとっては、大人が難しいと思うような単語でもあっという間に頭に入っているのではないかと思われます。

 次のゲームは、段ボール箱の積み重ね競争です。できるだけ多くの段ボールをつみかさねられるか…。限られた時間内での競争なので、グループの声掛けや作戦のアドバイスが勝敗を左右していたようです。

最初は就学前の子どもたちです。

さすが、小学生。自分の背の高さよりも高くなりました。

 ゲーム大会も終わり、いよいよ子どもたちが楽しみにしていた、お菓子ゲットの第一弾。
トイストーリーに出てくるハグベアのピニャータ(メキシコ、中南米が発祥のお祝い事によく使われるくす玉のようなもの)の中にはお菓子がいっぱい詰まっています。細長い棒で小学生が思いっきり叩いています。久野先生は、手間暇かけて丈夫に作ったとおしゃっていましたが、小学生のパワーにバグベアも降参。高学年のお友達に順番が回る前にお菓子が散乱してしまいました。

 さあ、最後はお菓子ゲットの第二弾。
「トリック or トリート」(Trick or Treat:お菓子くれなきゃいたずらしちゃうぞ)と言いながら、近所を歩いて回ります。 子どもたちは、4つのグループに分かれてお菓子をもらう袋を片手に校区内を巡りました。交通安全に気を付けながら全部で4つのお家を訪問。恥ずかしくてもお菓子をもらうためには英語で話さなければなりません。「トリック or トリート」と言って前もって準備していただいたお菓子を無事にゲットしました。
 ご協力いただいた、松永さん・持丸さん・中澤さん・荒牧さん、ありがとうございました。ハロウィンの雰囲気作りまでしていただき本当に感謝しております。もちろん、子どもたちもちゃんとお礼をいうことが出来ていました。


 お天気にも恵まれ、子どもたちのいお菓子袋はいっぱいになりました。たくさんの保護者の皆さんにも、途中の安全確保にご協力いただき本当にありがとうございました。あっという間の2時間で、子どもたちもハッピーハロウィンを十分に楽しめたと思います。 END