2022年11月9日水曜日

事業報告21 「生き生き楽しい健康づくり」

 1027日(木) よりあい塾花畑(成人~高齢者) 23名参加

 今回のよりあい塾花畑は南区の保健福祉センターとの共催で高齢の方の健康づくりが企画されました。前半は保健福祉センターの保健師 長岡 琴妃さんから「フレイル」についてのお話がありました。フレイルとは虚弱という意味ですが、健康な状態から要介護になるまでの間のことで、その間をどのように過ごすか、つまり健康な状態をいかに維持することが大切なのかを考えることです。このフレイルの期間の生活習慣を変えたり運動をすることにより健康な状態を保つ必要があるということです。

 たとえば食生活でいうと、一日に10種類以上の食品を取ること。

「さあ、にぎやかに いただく」

○さ:魚 ○あ:油 ○に:肉 ○ぎ:牛乳 ○や:やさい ○か:海藻 ○い:芋

○た:卵 ○だ:大豆 ○く:果物

 また、「オーラルフレイル」がとても大切であること。オーラルとは口を使って話すということですがオーラルフレイルとは「笑うこと」で、この笑うという行為が健康にとてもいいとされているそうです。毎日の食事も笑いながら楽しく栄養を取ることが大切だと教えていただきました。

 後半は、5月の「花っ子クラブ」の開講式でもお世話になりました、健康運動指導士の平塚 泉先生に運動のことについて実際に活動をしながら日常生活に運動を取り入れることの大切さを教えていただきました。椅子に座ったままの運動が中心でしたが、先生の軽快な話術と適度な運動で参加された皆さんからの笑い声もたくさん聞かれ、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

 平塚先生のお話からいくつかご紹介します。

○毎日の運動で筋肉が落ちないようにすることが大切。

 人間の体の中で一番大きな筋肉は 1、もも 2、ふくらはぎ 3、おしり 4、肩 これらは人間の体を支えるために重要な役目を担っているので、日頃から動かしておく必要があるそうです。また、「生活筋力」というものがあり、元気に生活するために生きていくうえで基本的に必要な筋力のことです。(①立って移動する②立ったり、座ったりする③押したり、引いたりする④ひねる、ねじる)運動することで、これらの筋力が落ちないようにしていくことが大切です。

○骨盤を基盤にして:つまり猫背にならず姿勢をまっすぐに保てるようにすること。

 いつも骨盤を立てる力を意識して、太ももの内側の内転筋と足の指を使いながら立ったり座ったりすることが大切です。


座ったままの体操でしたが、楽しく、笑いながら、身体をいっぱい動かせました。


 今日は、座ったままのトレーニングが中心でしたが、平塚先生の軽快なトークと分かりやすい筋肉のトレーニング(健康づくり)はこれからも、ぜひ習ってみたいと思いました。今日の体験を皆さんがお家で繰り返して、フレイル状態の心と体が健康体に戻れるといいですね。又の機会をお楽しみに…。                          END