晩秋の好天に恵まれた二日間、今年2回目となる「絵本カーニバル花畑2022」に大勢の来館者が公民館を訪れ、いろいろな楽しい体験をしていただきました。下記のワークショップ以外にも、お気に入りの絵本を選んでのシール貼り、本の読み聞かせやキッチンカーによるたこ焼きとたい焼きの販売、ライトコートでのお茶タイムなど、絵本を通してゆったりとした時間を過ごされたのではないかと思います。
今回の事業報告は、時間の経過とともに写真を通して(バッグランドも含めながら)皆様にご紹介していきたいと思います。
○5日am 会場準備
たくさんのスタッフの方のご協力をいただき絵本をテーマ別に並べました |
今年は、地域の若いお母さんたちのハンドメイドアクセサリー販売や、たこ焼き・たい焼きのキッチンカーも準備しました。休憩コーナーはライトコートにセッティングしました。好天に恵まれ準備OK‼ |
○テーマ別の取組
今年は、今までのテーマに加えて絵本作家の「くすのき しげのり」さんのコーナーや外国語で書かれた絵本のコーナーも設けました。全部で18のテーマ別コーナーを準備しました。
今年は、参加していただいた皆さんに受付でシールを5枚お渡しし、お気に入りの絵本や、気になる絵本があったら絵本の前に置いてあるカードにそのシールを貼って頂きました。主事さんの頑張りで、展示した絵本のすべてに題名と写真入りのカードを作って準備しました。絵本を見て楽しんでいただいて、さらに、自分のお気に入りを紹介することで多くの皆さんに絵本の楽しさを共有していただけることができたのではないかと思います。中には、「シールたくさん貼ってある絵本を中心に読みました」という方もおられました。
その結果の一部を紹介いたします。
○絵本の読み聞かせ
いよいよカーニバルのスタートです。皆さんが思い思いに絵本を手にしておられる合間に、絵本の読み聞かせを行いました。5日は13:30~と14:30~、6日は11:00~と12:30~ボランティアスタッフの方々の心のこもった読み聞かせは、聞いている人に絵本の持っているパワーをしっかりと注ぎ入れることができていたと思います。又、企画振興課の蓑原さんにも、エプロンシアターやパネルシアターをしていただきました。
○てみてるコンサート
5月の花畑ふれあい広場(乳幼児親子)で来ていただいた、ハープ奏者 荒牧 てみさん、ギター奏者 荒牧 輝信さんのご夫婦に、14時と15時の2回、コンサートをしていただきました。絵本カーニバルにはピッタリの音色で、じっと聞き入る人もいれば、絵本を読みながら聞いているいる人もいました。低学年の子が寝転んだり少し音を立てていたのでスタッフが注意しようとしましたが、荒牧さんは「大丈夫ですよ、そのまま自由にさせてあげて下さい」と優しく見守っていただきました。一番前に陣取っていた女の子の、素朴な疑問にも優しく答えられており、とってもいい雰囲気でコンサートが進んでいきました。
絵本カーニバルと同時開催で、緑のコーディネーター森 圭美さんをお招きして「オリジナルエコバッグ作り」を開催しました。2階の地域団体室には小学生から大人まで集まって、森さんが準備していただいた木の葉っぱや枝など、好きな材料を選んでそれに絵具(アクリル)をつけ、エコバックにスタンピングをしました。自分の好きな葉っぱで、自然の形を生かしたマイバックが仕上がっていました。
コミュニティ雑誌「まいんず」にも紹介された「夜の絵本カーニバル」。花畑校区の人だけでなく、近隣の校区から事前に問い合わせて参加された方もいました。絵本が並んでいる講堂には所狭しとたくさんの方が参加されました。
講師は、日本で初のチルドレンズミユージアム「遊びと学びのミュージアム」(1944年)を福島県で設立され、その後も全国に子どもの遊び空間をプロデュースされた 目黒 実先生です。九州大学大学院・京都造形芸術大学院で教授を歴任されています。九州大学ユーザーサイエンス機構、同大学院ユーザー感性学専攻では、子ども論、物語論の授業を担当され、子どもプロジェクトを主宰。今回は「~星の王子さまとサン=テグジュペリはどこから来て何者で、どこへ行くのか!~」という内容でスペシャルトークをしていただきました。予定では18:00~19:30の予定でしたが、先生の熱い思いを15分ほど多く聞かせていただきました。改めて「星の王子さま」を読み直したくなった方も多かったのではと思います。
6日 10:00~
○お昼寝アート
○ステンドグラス風窓飾り
前回から、絵本カーニバルの開催にあたってご協力をいただいている、CLC worksの黒木 慶子さんに「ステンドグラス風窓飾り」のワークショップをお願いしました。ステンドグラス風となっていますが、出来上がった作品をガラスに貼ってみると、とても綺麗で参加された皆さん大満足。いろんな人に広げてみたいなあという気持ちも湧いてくるようでした。
作品の紙質は、西洋折り紙「トランスパレントペーパー」で、ツヤのある薄い半透明の紙です。光を通すので、重ねることできれいな色のグラデーションが誕生します。百円ショップでも売っているようです。
○後片付け+おまけ
楽しかったカーニバルもあっという間に終了です。残られた皆さんにお手伝いいただき後片付けは思ったよりも早く終えることができました。8/26に第一回目の実行委員会を開催してから約3カ月、たくさんの方々のご協力を得て無事に2日間の日程をこなすことができたと思います。心よりお礼申し上げます。参加していただいた方に、絵本の楽しさだけでなく、いろいろな体験、出会いの機会を提供できたのではないかと思います。今回の経験を踏まえて、さらなる一歩を踏み出していきたいと思います。
【楽しさのワンカット!】