2023年10月30日月曜日

事業報告21 花っ子クラブ「ハッピーハロウィン」

 ●10月28日(土曜日) 10:00~

 前回18日は乳幼児親子向けの「プリティハロウィン」でしたが、今回は、小学生を対象にした「ハッピーハロウィン」の開催です。月末をまじかに控え、子どもたちのハロウィン気分は大盛り上がりです。それぞれ、思い思いの仮装をしての参加になりました。

 今回も前回と同じ、英会話講師の加嶋 利枝先生と久野 潤子先生と久野 瑠奈先生に英語でハロウィンパーティーを盛り上げていただきました。今回の参加者は、小学生46名、その保護者23名、その兄弟の乳幼児16名です。また、いつもいろんな行事でボランティアとしてお手伝いしていただいている宮内 孝人さんも参加してくれました。

 毎年感心するのですが、子どもたちは今日のハロウィンに向けて、どんなコスチュームにしようかとずいぶん前から準備しているようです。最近はハロウィン用のグッズもたくさん販売されるようになっていますが、自分の好きなキャラクターを決めて、工夫しながら作る楽しみもあるようです。今年も、カボチャのお化けジャックランタンや魔女やお姫様など定番もありましたが、自分の好きなゲームのキャラクターで仮装して参加している子もたくさんいました。集合した後、みんなでコスチュームを紹介しあいました。
 いよいよ子どもたちが楽しみにしているグループ対抗のゲーム大会です。今年は、最初にじゃんけん列車をして、その次に段ボール運びのリレーを行いました。仮装した子どもたちが一生懸命に動き回っている様子は、見ていても思わず吹き出しそうになるくらい楽しいひと時でした。
 あっという間に時間は過ぎ、「トリックorトリート」と、お菓子をもらいに行かねばなりません。「子どもたちは、まだ来ないのかなあ」と、待ち受けてくれてるお家があります。いったい何件のお家がお菓子をくれるかな…?
 その前に、各グループごとに仮装の記念撮影をパチリ!

 今年は、地域の皆様5件のお家にご協力をいただき、大きな声で「トリックorトリート」と言えた子どもにお菓子を渡していただきました。事前にハロウィンの飾り付けをして迎えていただき、子どもたちも大喜びでした。秋のさわやかな気候の中、お菓子ゲットのミニ散歩がスタートしました。ご協力ありがとうございました。
 約1時間の散歩も終わり、子どもたちのお菓子袋はいっぱいになっています。そして、最後のお楽しみ「ピニャータ」で、最後のお菓子をゲットします。
 ※ピニャータ(pinata)の起源は16世紀、修道士が布教の目的で多くの人に集まってもらうために「悪魔が化けてやってきた。みんなで叩いて懲らしめよう!」と、簡単なゲームをしたことから始まったと言われています。ハロウィンでは、いろいろなキャラクターをかたどった紙製のくす玉人形の中にお菓子を入れ、それを叩いて壊し、お菓子をゲットするのです。
 今年は、紫色の玉にいっぱいの目玉がついたお化けです。「今年は丈夫に作りました」と久野先生ご自慢のピニャータです。みな一生懸命に叩きましたがなかなか割れません。最後は大人の力も借りて、壊すことに成功……。それから後はご想像の通り写真をご覧ください。
 いよいよ最後の、仮装大賞の発表です。アイディア賞、館長賞、敢とう賞、ハロウィン大賞、の4つの賞がありますが、「今年こそは賞を取るぞ」と張り切って、制作した子もいるようです。以下の子どもたちが選ばれました。今年、賞を取れなかった人たちはまた来年も頑張ってくださいね。
  昨年に続いてお天気に恵まれ、楽しいハロウィンタイムもあっという間に終了しました。保護者の皆さんには、子どもの安全移動にご協力をいただき、地域の皆さんには、楽しい雰囲気づくりにご協力いただき、心よりお礼申し上げます。
 「どうしてハロウィン?」と疑問の声もあるでしょうが、仮装することによって子どもたちは、楽しむことのうれしさ、自己表現することの高揚感など、とてもいい経験になってるのではないかと思います。さらに、楽しむためにはルールやマナーを守ることの大切さも教えていければと思います。      END
 

2023年10月25日水曜日

11月の予定とセールスポイント

 秋深き 隣は何を する人ぞ」 松尾 芭蕉

 夏日もなくなり、秋の深まりを感じる季節になってきました。暑さ寒さに悩まされず、自分の好きなことに全力を発揮できる頃ではないでしょうか。
 九州場所が11月中旬からスタートしますが、相撲協会理事長の八角親方が、今年から、柏原校区のやまもも会館に練習部屋を構えられるそうです。花畑校区でもちょんまげ姿の力士を見かけるかもしれませんね。

 11月は、公民館行事も自治協の行事も秋にふさわしい内容が盛りだくさんです。公民館だよりでも詳しい内容をご紹介しております。ご近所の方をお誘いの上、ご来館されることをお待ちしております。






2023年10月24日火曜日

事業報告20 第31回 花畑校区体育祭

 ●10月22日(日曜日) 9:30~13:00

 4年ぶりに、花畑校区自治協議会・花畑公民館 主催の体育祭が開催されました。快晴のすがすがしい秋晴れのもと、笑顔いっぱいの楽しい体育祭となりました。

 今回の報告は、写真を中心にお知らせしたいと思います。一生懸命で楽しい様子をご覧ください。

〇準備万端(前日)

〇プログラム

〇開会式

〇競技 1

〇各団体・サークル紹介
 今回の体育祭では、柏原中学校の放送部の9名の生徒さんが応援に駆けつけてくれました。各団体・サークルの原稿を心を込めて読んでくれました。若い中学生の声の紹介に、回っている団体やサークルのみなさんも元気ハツラツでした。

〇競技 2
 会場の人がほとんど参加したような盛り上がりでした。両チームとも一生懸命に引いて一勝一敗で決勝戦! ここぞとばかりに助っ人が加わり、最後は東チームの勝利となりました。東チームから元気な歓声が上がっていました。
 他にも、「ひよこちゃん玉入れ」と「玉入れ」があり、怪獣やカボチャが出演して、大いに盛り上がっていました。残念ながらカメラマンが、怪獣とカボチャのサポートをしておりましたので映像はありません……。

〇閉会式
 
今回の運動会は、町内対抗ではなく、各種目に個人でエントリーして参加するという初めての形式で行われました。また、9:30~開始、13:00までに終了予定でしたが、予定通りに進行されました。
 それぞれの町内の事情や、約3年間のコロナ禍を経て、参加する人の意識も変化している過渡期かと思われます。ただ、今回参加されたみなさんは、笑顔で競技に参加され、十分に楽しんでおられたのではないかと思います。これも、自治協議会の各組織の方々の事前準備のおかげであることは間違いないと思います。これからの体育祭の開催を考えるうえで、とても参考になる「第31回目 花畑校区体育祭」になったのではないかと思います。
 開催にあったって早くから準備された皆さん、前日・当日お手伝いされた皆さん、参加された選手の皆さん、応援していただいた皆さん、本当にお疲れさまでした。                             
                                 END









2023年10月20日金曜日

事業報告19 よりあい塾 「アジア映画観賞会」

 ●10月19日(木) 10:30~

 今回は、公民館事業としては初めての映画鑑賞会を行いました。福岡市総合図書館の映画上映貸し出し事業で、インドネシア制作の「ジャングルスクール」(90分)です。今回は24名の参加をいただき、秋のさわやかな季節の中、花畑映画館で90分間の鑑賞を楽しみました。

 最初に、福岡市総合図書館の文化・映像課の三浦さんより、図書館の映画ホール・シネラの紹介と映画の概略を説明していただきました。

 ブテット映画の内容

 インドネシアのスマトラ南部のジャンビ地方の国立公園(ジャングル)で環境保護を続けているNGOに参加した、サウル・マルニナ・マヌルン(本名)という女性のお話です。彼女は、文明社会と無縁に、奥地で独自の暮らしをする部族に入り込み、共に生活しつつ、インドネシア語の読み書きや算数を教え始めました。しかし、国立公園の環境保護という名のもと、部族独自の居住地域や活動に様々な観点から規制が設けられました。

 開発とか発展の名のもとに、スマトラ奥地は急激に変貌し、自然も先住民の暮らしも破壊されています。彼女(映画の中ではブテット:スマトラの女性に一般的な名)にとって、読み書き算盤を教えることは、先住民が逃げ切れない文明と対抗するための最小限必要な手段で、これにより生きていく選択肢を広げられるといっています。彼女の言葉で「知識は順応すための武器になる」と映画の中で表現していました。一方、何より彼女自身が先住民との暮らしを通じて、近代文明の弱点を、文明人の愚かさを思い知らされることになったといっています。

 彼女のやり方は、やがて既存のNGOと齟齬をきたすようになり、2003年に独自のNGOを立ち上げ、「森の学校」(自伝的な著作名にもなっています)を設立することになりました。これを映画化したのが今回の「ジャングル スクール」です。

 スマトラのジャングルでの彼女の仕事が、タイム誌の2004年の『HERO OF ASIA』を受賞したことによって、世界的に有名になり映画化されることになりました。

 映画の感想より

〇教育に対しての熱い思いを持ち続けること。それによって周りの人たちも動かし、学校設立を実現できたことは素晴らしいことだと感じました。思い続けることの大切さを学ばせていただきました。ありがとうございました。

〇アジアの映画をほとんど観ることがなかったので、今回の上映会は大変良かったです。

〇先進国では全ての生活物資、学習の場が備わっているので、学ぶことの大切さが分かっていないと思います。言葉は悪いですが、貧しい中でのほうが考える力、学ぶ努力は底知れないと思います。

〇実在の人物ということでとても心に残る映画でした。これからもこのような機会を作ってください。毎年上映してください。

〇総合図書館へは少し遠いので、公民館で年に一度でも映画上映されれば、ぜひ参加したいと思います。この映画ですごくエネルギーをもらいました。

〇素晴らしい映画でした。識字教育の在り方。今では日本は義務教育で字の読み書きができない方は少ないと思いますが。夜間中学とかがあり、学ぶ機会はあるようですが。

〇アジアの映画は初めてでした。自然の大切さを改めて考えさせられました。

 たくさんのご感想ありがとうございました。来年度の事業の参考にさせていただきます。                   

 南区は「陸の孤島」と言われることもあります。文化施設の利用もままならない南区です。今回のような、福岡市総合図書館の出前事業はとてもありがいです。三浦さん、岡さん、とても貴重な機会を設定していただき、ありがとうございました。      END

2023年10月19日木曜日

事業報告18 ふれあい広場「プリティハロウィン」

 ●10月18日(水) 10:30~

 昼間はまだまだ日差しが強いですが、朝夕はすっかり秋めいてまいりました。街中はハロウィンモードの飾り付けが目立ち、スーパーのお菓子売り場もオレンジ色一色です。

 今回の花畑ふれあい広場は、英会話講師の加嶋 利枝さんと久野 潤子さんを講師にお招きして「プリティハロウィン祭り」(乳幼児親子)が開催されました。参加者は親子6組、12名の参加でした。子どもたちも色々なコスチュームで参加してくれました。

 最初に、Peek-a-Boooo!(いないいないばあ~)という、絵本の読み聞かせからスタートしました。みんな絵本大好き!何が飛び出すかなあ~と、興味津々でした。
 楽しいひと時を、パチリ。大人の方たち、子どもに負けない笑顔を作ていただきありがとうございます……。
 次は、体を動かして楽しいゲームの始まりです。
〇2組で協力して荷物運び。
〇ひもでできた柔らかい玉のお片付けゲーム
〇パラバルーンで大きくなったり、しぼんだり、玉を飛ばしたり
 お母さんの助けを得ながらみんな笑顔いっぱいでゲームを楽しんでいました。
 いよいよお菓子ゲットタイム(ピニャータ)。ピニャータは、ある修道士が布教の目的で多くの人に集まってもらうために「悪魔が星形に化けてやってきた。みんなで叩いて懲らしめよう!」と簡単なゲームを始めたことがきっかけと言われています。ハロウィンでは、いろいろなキャラクターをかたどった紙製のくす玉の中にお菓子を入れて、それを叩いて壊し、お菓子をゲットします。うまくお菓子を取ることができたでしょうか?
 公民館でもお菓子をゲット!「甘いものを食べることができない子は、お母さんが食べてください」と主事さんから一言添えられました。
 終わりは、クールダウンの歌を歌ってお別れでした。年配の?方には馴染みの薄いハロウィンですが、変身願望やお祭り好きな人にとっては10月の楽しいお祭りの一つとして定着してきていますね。「トリック or トリート」と子どもに言われて、お菓子をプレゼントできるように……。
 毎年、子どもたちが夢中になって楽しめるプログラムを準備していただいてありがとうございます。10月28日(土)には、花っ子(小学生)のハロウィン祭りもありますのでよろしくお願いいたします。             END


2023年10月2日月曜日

事業報告17 よりあい塾「いきいき楽しい健康づくり」

 ●9月28日(木曜日) 10:00~

 今回で4回目のよりあい塾は、自分の今の健康状態を知り、健康寿命を延ばすための知識と体操を行いました。お招きした講師は、花畑校区担当の保健師の川村 岬希さんと、体操ではお馴染みの健康運動指導士の平塚 泉先生のお二人です。最初に、川村さんから「フレイルの予防」についてのお話をしていただきました。

 フレイルとは「虚弱」という意味ですが、健康な状態から要介護が必要になるまでの中間の状態をあらわしています。早く気づいて予防することで状態の維持・改善が期待できます。

 フレイルを予防するためのポイントは、
 ①運動 ②栄養 ③社会参加 です。
  川村さんのお話をもとに簡単にご紹介します。

 次に平塚先生から「フレイル予防のための運動」についてお話と体操をしていただきました。 
  ~健康の秘訣は姿勢から~ ということで、体の仕組み(骨)を詳しく教えていただき、骨盤・仙骨・尾骨・骨盤底筋・横隔膜等それぞれに重要な意味があることが分かり、改めて姿勢の大切さを実感しました。
 先生の講義を系統だてて上手に説明することは無理ですので、参加された皆さんの様子や、先生が準備していただいた資料と活動中の先生のお話をもとにご紹介します。

 生活筋力とは 元気に生活し、生きていく上で必要な筋力のことです。
        1 立って移動する
      2 立ったり、座ったりする
      3 押したり、引いたりする
      4 ひねる、ねじる
 
 カラダ(骨)の基盤:「骨盤」の支えがあってこそ
     あたたの骨盤はいつもどの位置にありますか?
 骨盤底筋は、姿勢を保つためにとても大切なインナーマッスル(体の深層に位置する筋肉)です。姿勢が保たれることによって横隔膜の動きがよくなり、肺が活発に動いて呼吸が整って、長生きにつながっていきます。

 骨盤底筋を鍛える?日頃の生活ではなかなか思いつかないものですが、平塚先生は時折笑いも入れながら丁寧に教えてくださいました。こつは、「ドローイン」(腹式呼吸をしながら息を吐くときに肛門を引き上げ、お腹をへこませます。吸うときにお腹をふくらませる)を意識して体操をすることです。

 先にあげた、生活筋力のトレーニングがすすめられました。




 ほぼほぼ、椅子に座っての活動でしたが、インナーマッスルをしっかりと動かすことができたような気がします。

 今回の先生のお話をお伺いして、健康な体(それぞれの機能が正しく働ける状態)を保つには、正しい姿勢を心がけることがとても重要なことを学びました。また、仙骨を正しく保つために骨盤底筋を鍛えることが、すべての体の動きのベースになっていること、逆に正しく保てないことは体全体に悪影響を及ぼしていることになる、ということでした。                  END