●8月6日(火曜日) ~避難生活に役立つ知識を知ろう~
夏休み3回目のキッズスペースです。今回は、NPO法人:子ども文化コミュニティーの3名(鈴川さん、白石さん、柴藤さん)の先生方に来ていただき、防災についての講座を開いていただきました。参加者は、小学生11名で、前館長の楠窪さんやこども育成調査アドバイザーの蓑原さんや保護者の方の参加もあり、楽しい雰囲気の中で防災の知識を身に着けることができていました。
最初に、子ども文化コミュニティーの皆さんの活動紹介がありました。「絵本を持ってきてくださいと言われたらどこへでも持っていきますよ。今日は、防災関連の絵本を持ってきています。楽しく勉強を進めていきましょうね。」
講座の内容を簡単に紹介します。
1 自己紹介ゲーム
ほとんどの子がお互いの学年も名前も知りません。誕生日順に並んで自己紹介をしました。気がついた子が、低学年の子をサポートしている姿も見られました。
2 「防災」とは?
「防災」とは、災害から自分の身や命を守ることです。みんなで、どんな災害があるか出し合ってみました。災害には自然災害のほかにも、人間が引き起こした公害や戦争などの人為災害があることを知りました。
3 防災クイズ
①地震から身を守るために最初に何をしますか? ②地震の揺れが収まったら次に何をしますか? ③避難するときに家の鍵はどうしますか? ④ペットはどうしますか?など、他にもいろんなクイズが出され、子どもたちは自分事として一生懸命に考えて答えていました。 大切なのは、「自分の身を守るために、自分が出来ることを一生懸命に考えて行動しよう」ということでした。
4 防災グッズづくり 「段ボール椅子づくり」
身近にあるもので、万一の時に対応できるいろんなグッズを作れることを教えていただきました。A4の紙で作る簡単な紙コップや新聞紙を活用した暖房グッズなどなど。今回は段ボールで丈夫な椅子作りを教えていただきました。
災害時に大切なことは、災害というつらい経験をしている時だからこそ、元気になれるようなちょっとした工夫をして、楽しい雰囲気分作りをしましょうということです。その一つとして、「椅子を作るだけでなく、椅子を飾り付けることも楽しみましょう」と、椅子のデコレーションの方法(色紙を使ったコラージュや広告紙を貼ったり等)を教えていただきました。
5 災害の時のトイレ対策
災害の時に課題になるのがトイレをどうするかということです。一日でトイレに何回行くか、また、どれくらいの量の汚物が出るか、など具体的に考えて準備をする必要があると言うことでした。
6 防災グッズ
災害時に必要なものは準備されていますか?柴藤さんが実際にご家庭で準備しておられるリュックの中身を出しながら、子どもたちに呼び掛けられました。子どもたちの意見も聞きながら一つ一つ丁寧に確認されていました。
7 まとめ
最後に、大事なことを2点まとめられました。
◎災害は、特に地震は、いつ起きるか分かりません。なにもない平時に備えておくことが必要です。
◎簡単にできる防災は「あいさつ」をすることです。あいさつができると、近所の人からすぐにわかってもらえます。また、お互いの距離を縮めることができます。
「あいさつ」をする、簡単なことのようですが実は防災の観点からも大切だったんですね。 END