●8月18日(金)10:00~ 公民館講堂
昨年の9月~11月にかけて、NPO法人 子どもアドボカシーセンター福岡主催の「聞かせてワーク」に花っ子クラブの子どもたちが参加しました。子どもアドボカシーとは、子どもの声を聴き、その権利を守る取り組みです。2022年度の取組の様子も報告書に載せていただきました。
今回は、「聞かせてワーク」の進化系として、子どもの権利を体験を通して学ぶ機会「きかせてジャーニー(旅)」が催されました。
最初は、どの子もとても緊張気味でしたが、アドボケイト(子どもと一緒に考え、サポートしていただくスタッフ)の皆さんの優しい声掛けや、的確な発問でだんだん気持ちはほぐれて、子どもたちの発言も多くなってきました。
そして、素敵な旅をするために自分の気持ちを紙飛行機に書いて、誰かに伝えようということになりました。家族や先生・友達に伝えたいことや、心の中のモヤモヤした気持ちなど、名前を書かずに自由に記述しました。
いよいよ、紙飛行機に乗って自分の書いた気持ちが旅に出ます。 飛んできた紙飛行機には「どうして人の悪口を言うの?」「私だけ怒らないで」と、それぞれに旅をした人の気持ちが表現されていました。アドボケイトの方の助けを借りながら、子どもたちは、表現されている内容を聞いた時に、自分がどのような気持ちになったのかを発表してくれました。紙飛行機で、たまたま自分の手元に届いた友達の気持ちですが、どの子もその内容を真剣に受け止めていたようでした。 最後は、今日の体験を振り返って、今の自分の気持ちを「気持ちのカード」に当てはめてみました。 最初はほとんどの子が、「ふつう」ですと言っていました。しかし、振り返りでは「安心」を選んでいる子が多かったようです。「ジャーニーパスポート」をもらって、色々な権利があることも分かりました。 また、クエスチョンページがあり、「宝物はなに?」など色々な質問に夢中になって書いている姿を見て、「安心」して自己表現することが出来ているなあと感じました。