2023年8月10日木曜日

事業報告8 よりあい塾「ラク家事講座 お掃除編・お洗濯編」

 ●7月27日 参加者27名  

 講師:花王グループカスタマーズマーケティング株式会社 堀岡 律子さん

 今回は、「お掃除編」「お洗濯編」「まとめ」と、ラク家事のポイントを示しておりますので、写真と共にご覧いただき、ぜひ、ご活用ください。

最初に、

 「花王の原点は高級化粧石鹸。およそ130年前に誕生。お顔洗いから「花王」         という名前がつけられたそうです。」


【お掃除編】

*スーパーに行くと洗剤の量の豊富さに驚く。家の生活の変化に合わせ、掃除用洗剤が開発されている。生活とお掃除の関係性。

・1950年第~70年代。人々の生活が豊かに→

   日本が急激に成長していった時代。食事の内容や住まいの形態が大きく

 変化し、新しい汚れが登場

・1980年代~90年代。時代の主役は働く女性→

 共働き世帯が増え、家事分担が進む時短意識が高まり、お掃除そのもの

 を間なく、簡単に

・2000年代。環境や健康への意識→

 新たな価値を求める時代へ 健康・安全への意識が高まり、ニオイや

 除菌ケアが必要に

・2020年代。暮らしの中心は「家」に→

 衛生的で快適に過ごせる空間へ。衛生意識と時短ニーズの高まり。

 簡単・きれい掃除ができるように

*住まいをキレイにするために 知っておきたい3つのポイント

   1、汚れの種類と性質

    2、使われている材質

    3、洗剤・洗浄剤、漂白剤や容疑の使い方

*住まいの中の汚れの特徴  →付いたらすぐに落とす!家族の意識も重要

   ・リビング・・・・・・・・ザラザラ汚れ(油跳ね・食べこぼし

                ・ホコ・ハウスダスト・手あか)

   ・キッチン・・・・・・・・ベタベタ汚れ(べたつき汚れ・焦げ付き

                 汚れ・水アカ・油汚れ・食べカス)

   ・バスルーム・・・・・・ヌルヌル汚れ (石けんカス・カビ

                 ・水アカ・ピンク汚れ)

   ・トイレ‥・・・・・・・・・プンプン汚れ(し尿汚れ・黒ずみ

                 ・黄ばみ・ニオイ)

*汚れの種類と性質 

→汚れは時間たつと熱や光、温度などによって変化し、落ちにくい汚れに

 代わる。汚れの種類や程度に合わせた洗剤で効果的に落とすこと

   ・ガス台まわり・・・・・

     調理後の温かいうちだと汚れが落ちやすい、点火つまみやガス管な

     どのベタつき汚れは、湿布法で

   ・鍋のこびりつき・・・

     つけ置き洗い。つけおき用の洗剤をつかって。水も手間も節約

   ・ステンレスシンクの水あか・・・・

     「くもり(白い汚れ)」は水道水中のケイ酸などにより、発生する

      水垢なので洗剤では落ちない。クエン酸入り食器用洗剤をスポン

      ジでこする。がんこな場合は、クリームクレンザー。シンク内は

      横に細い線が入っているため、その流れに沿って洗うとよい。

    ・排水口のヌルヌル汚れは塩素系スプレーで。

       注意  酸素系と塩素系を混ぜない!!

           塩素系を使用するときは、手袋。ゴーグルなどを

           着用した方がよい。

    ・カスコンロ周りの壁の油汚れ・・・・

        使用後のクオカードや割りばしを斜めにカットしたもので

        こさぎとる。

    ・お風呂のカビ・・・

       カビは、「温度」20~30℃  「水分(湿度)」70~

       95%、以上 「栄養(汚れ)」手あか、皮脂、石けんカス

       などで発生。汚れが軽いうちに、日々の清掃が大事。

       浴室清掃は、「上から下へ「奥から手前へ」

     ・トイレは拭く順番を知り、上手にお手入れ

1、  ドアノブ、ドア、ペーパーホルダー   < 手の脂>

2、  タンクレバー、タンク         <ホコリ>

3、  便座おもて、蓋おもて、うら、便器外側 <尿ハネ>

4、  壁                  <尿ハネ>

5、  床              <ホコリ・尿ハネ・髪の毛>

6、  便器うら・上側、便器のふち・うら   <水ハネ・尿ハネ> 

 ・便器後ろの狭い部分や壁は、ミニワイパーなどでラクラク掃除

 *くらしの中の節水・節電

    ・部屋を片付けてから掃除機をかけるべし →

     時間短縮掃除機を10分使うとテレビ1時間分の電力消費量に相当

    ・エアコンのフィルターは月に1~2回のお掃除

    ・掃除機の使用時間を減らす→ 

     便利な道具を使いこなす <床用ワイパー>

     片足を大きく前に出し姿勢を低くし、腕を大きく前に出すことで、

     ストレッチにも効果大。シートの種類も豊富。

     場所・用途により使いこなしましょう。

 *お掃除の手順とコツ

    ①掃除の前に、整理整頓

    ②敵「剤」敵「所」で洗剤や道具を選ぶ

    ③効率的なお掃除は「上から下」「奥から手前に」進める  

    ④週に一度のリセット掃除 



  【お洗濯編】 

*新しい洗濯表示   <資料参照>

     日本では、従来、日本工業規格(JIS L 0217)という日本独自の規格で定められた洗濯表示だったが、平成28年(2016年)12から、国際規格に合わせた新しい洗濯表示(JIS L 0001)に変わりました。   

 


 *洗濯機を上手に使いこなしましょう。 (標準コース・手洗いコース・大物洗いコース)

 *部屋干しのニオイの原因は「菌」 →ニオイを防ぐポイント

    お洗濯の工夫 ・・・・・洗たくものは詰め込みすぎない。 

                洗剤や漂白剤を上手に使いこなす。

                すすぎは必ず水道水で。

                仕上げには抗菌効果のある柔軟仕上げ剤を

    洗剤・・・・・・・・・・洗濯剤は「適量」を守る。洗濯温度は

                20~40

 *お風呂の残り湯を使って節水・・すすぎには使わない事。

 *洗濯ネットの使いこなし方・・・衣類のからまり、洗濯ジワ、型崩れを防ぐ。

                 デリケートな衣類や、糸くずの付着、                     

                 毛羽立ちを防ぐには目の細かいネットを                                          

                 使用。服のサイズに合わせて使用する。

 *粉洗剤と、液体洗剤の違い・・・・粉のほうが液体より、洗浄力は強いが

                 冬場は、水が冷たく溶けにくい。

【まとめ】

 初めて参加される方が数人おられ、日々の家事について、関心を持たれる方が

多いのだと痛感しました。

映像を交えながら、一つ丁寧なお話と実演を含め教えていただきました。

 知っているようで、知らなかったこと。なるほど~と思えるような事柄があり、

ヒントをたくさんいただきました。27人中25人が女性だったこともあり、

お話の合間合間に質問される方もいらっしゃいました。

 *お掃除は、汚れたらすぐに掃除する。日々の掃除が大切で、家族全員が協力す

  ることで、快適に暮らせる。適材適所で、洗剤の使い分けをする。

*お掃除の順番を知ることで、時間の短縮や電気代の節約にもつながる。

*お洗濯では、洗濯表示が国際規格になったことを初めて知った。

細かく表示が分かれているので、しっかり確認することが大切。

 汚れが酷いといって、大量に洗剤を投入しても、洗浄力は変わらない。

  分量通り、洗濯槽には、7~8割の洗濯物を入れるのがベスト。 

END