2024年8月29日木曜日

事業報告18 夏休み「花畑寺子屋」最終日              +中学部「チャレンジクッキング」

●8月23日(金)9:30~ 

 7月22日(月)から始まった、R6年度夏休み『花畑寺子屋』は8月23日(金)に無事終了しました。今年は、昨年度と同じ10日間の開催でしたが、105名の小学生と6名の中学生が参加してくれました。10日間の累計では、のべ500名を超える子どもたちが参加してくれ、多い時は1日に70名を超える参加もありました。スタッフは大忙し!?、うれしい悲鳴でもありました。

 また、昨年同様見守りボランティアの、三好さん・古賀さん・宮内さん・松永さん・川﨑さんのご協力もあり、子どもたちも気軽に声をかけてサポートを受けていました。熱心な応援本当にありがとうございました。

ここからは、今までの寺子屋の様子と、23日のそれぞれの活動の様子を詳しくご紹介します。

●7/22~8/23の「花畑寺子屋」

 寺子屋での学習内容は、基本的には夏休みの宿題が中心となっていましたが、課題については各人で決めて自分のやりたいことに取り組んでもらいました。ただ、大勢のお友達と一緒にやるので、5つの「やくそく」を決めて他の人の迷惑にならないように見守りました。1時間目から5時間目迄ありましたが、各時間とも20分間は勉強に集中して、10分間の休憩をはさんで次の時間へと、余裕のある時制にしました。毎回、5時間目は、最後まで頑張ったお友達みんなで「お楽しみタイム」として、クイズをしたり・なぞなぞをしたり・まちがい探しをしたり、みんなでワイワイ言いながら楽しみました。
 
 そして、今年最後(23日)の「花畑寺子屋」は、育成会の中学部との共催事業として、1・2時間目はいつもと同じように学習をして、その後は、①チーズ作りチーム②フラワーボトル作りチーム③ゲーム大会チームの3つのチームに分かれて楽しみました。

①中学部との共催「チャレンジクッキング」
 油山福岡(元モーモーランド)のチーズスタンドから有野さんを講師にお呼びして、まずはみんなでモッツァレラチーズの歴史と作り方を学びました。中学生と5年・6年生の希望者約20名が実際にチーズ作りを体験しました。油山チーズスタンドでは、福岡県内の牧場から届いた(朝4時ごろ)新鮮な生乳を使って乳酸菌を入れて熟成させるので、出来上がるのはお昼過ぎになるそうです。モッツァレラチーズはピッツアやマルゲリータができたことで、広まったそうですが、一番おいしい食べ方は少し塩を振って、オリーブオイルなどをかけて食べるといいそうです。

②「ボトルフラワー」作り
 今回は、緑のコーディネーターの野村さんのご協力を得て、ボトルフラワー作りを行いました。花壇の花を乾燥させたものや、植物園に植わっているレモンユーカリの木の葉(香りがいい)を乾燥させたものなどを、たくさん集めていただいていました。これを透明のボトルに飾り付け、オリジナルの「マイボトルフラワー」を作り上げました。

③ゲーム大会
 毎回5時間目は「お楽しみタイム」にしていたので、今回も最後の時間はお楽しみ「ゲーム大会」を開きました。○×クイズとオセロゲーム大会です。「宮内先生の年齢は○○です」○か×か……。オセロゲームではどの子も目の色が変わって必死になり白黒のダンボールをひっくり返していました。子どもたちは夏休みの宿題のことなどすっかり忘れて、大いに笑って楽しんでいました。

●昼食「おいしいカレー」
 今年の寺子屋最終日も、定番のカレーを準備しました。中学部のみなさんとのコラボ開催ですので、モッツァレラチーズ入りのカレーとなりました。チーズ入りのカレーを食べたのが初めての子どもたちも多かったですが「おいしい!おいしい!」ととても好評でした。
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2024年8月28日水曜日

9月の予定とセールスポイント

               縁側の 一番端の 月見かな      山口 青邨

 大宰府の猛暑日は連続40日で、国内最長記録を更新し続けているようです。秋の訪れはいつ?と思いたいのですが、まだまだ残暑は厳しいようです。しかし、暦は進んで今年の中秋の名月は9月17日(火)です。このころには、涼しい夜風を感じながらお月見をしたいものですね。

 9月も公民館や地域の行事は当初の計画通りに進められる予定です。秋は各町内のお祭りや校区の「ふれあい祭り」などが開催されます。開催日や時間等不明な点がありましたら公民館にお尋ねください。(公民館 092-566-9061)

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2024年8月7日水曜日

事業報告17 キッズスペース「絵本から始まる防災」

 ●8月6日(火曜日)  ~避難生活に役立つ知識を知ろう~

 夏休み3回目のキッズスペースです。今回は、NPO法人:子ども文化コミュニティーの3名(鈴川さん、白石さん、柴藤さん)の先生方に来ていただき、防災についての講座を開いていただきました。参加者は、小学生11名で、前館長の楠窪さんやこども育成調査アドバイザーの蓑原さんや保護者の方の参加もあり、楽しい雰囲気の中で防災の知識を身に着けることができていました。

 最初に、子ども文化コミュニティーの皆さんの活動紹介がありました。「絵本を持ってきてくださいと言われたらどこへでも持っていきますよ。今日は、防災関連の絵本を持ってきています。楽しく勉強を進めていきましょうね。」

 講座の内容を簡単に紹介します。

1 自己紹介ゲーム 

  ほとんどの子がお互いの学年も名前も知りません。誕生日順に並んで自己紹介をしました。気がついた子が、低学年の子をサポートしている姿も見られました。

2 「防災」とは?

  「防災」とは、災害から自分の身や命を守ることです。みんなで、どんな災害があるか出し合ってみました。災害には自然災害のほかにも、人間が引き起こした公害や戦争などの人為災害があることを知りました。

3 防災クイズ

 ①地震から身を守るために最初に何をしますか?  ②地震の揺れが収まったら次に何をしますか?  ③避難するときに家の鍵はどうしますか?  ④ペットはどうしますか?など、他にもいろんなクイズが出され、子どもたちは自分事として一生懸命に考えて答えていました。 大切なのは、「自分の身を守るために、自分が出来ることを一生懸命に考えて行動しよう」ということでした。

4 防災グッズづくり 「段ボール椅子づくり」

 身近にあるもので、万一の時に対応できるいろんなグッズを作れることを教えていただきました。A4の紙で作る簡単な紙コップや新聞紙を活用した暖房グッズなどなど。今回は段ボールで丈夫な椅子作りを教えていただきました。

 災害時に大切なことは、災害というつらい経験をしている時だからこそ、元気になれるようなちょっとした工夫をして、楽しい雰囲気分作りをしましょうということです。その一つとして、「椅子を作るだけでなく、椅子を飾り付けることも楽しみましょう」と、椅子のデコレーションの方法(色紙を使ったコラージュや広告紙を貼ったり等)を教えていただきました。


 5 災害の時のトイレ対策

 災害の時に課題になるのがトイレをどうするかということです。一日でトイレに何回行くか、また、どれくらいの量の汚物が出るか、など具体的に考えて準備をする必要があると言うことでした。

6 防災グッズ

 災害時に必要なものは準備されていますか?柴藤さんが実際にご家庭で準備しておられるリュックの中身を出しながら、子どもたちに呼び掛けられました。子どもたちの意見も聞きながら一つ一つ丁寧に確認されていました。

7 まとめ

 最後に、大事なことを2点まとめられました。

◎災害は、特に地震は、いつ起きるか分かりません。なにもない平時に備えておくことが必要です。

◎簡単にできる防災は「あいさつ」をすることです。あいさつができると、近所の人からすぐにわかってもらえます。また、お互いの距離を縮めることができます。

 「あいさつ」をする、簡単なことのようですが実は防災の観点からも大切だったんですね。                           END