●7月26日(土) 10:00~11:00
今年は、公民館サークルのみなさん対象に「救命講習会(AED研修)」を開催しました。福岡市の防災センターの戸田さん・村岡さんを講師にお招きして、正味1時間でしたが皆さん真剣なまなざしでAEDの基礎的な使い方を学びました。
今回の研修は次のような内容で実施されました。
1 福岡市の救急概要
2 熱中症
3 誤飲(異物除去)
4 胸骨圧迫とAED
5 流れの確認
1 福岡市の救急概要
福岡市の救急車の到着時間は平均して、8分台ということです。これは、政令指定都市の中でも北九州市と同じように早いようです。 119番に電話すると、右のように聞かれますので落ち着いて答えることが大切になります。住所がはっきりしないときは、目標になるような建物を伝えるようにしましょう。他にも名前と電話番号を聞かれます。このやり取りの間にも、すでに救急車は現場に向けて出動しているということでした。
2 熱中症
連日の猛暑続きで、救急車の出動回数がとても増えているそうです。 最近は、学校や運動クラブでも暑さ指数を測って、外遊びができるか否かを判断されているようです。熱中症は気を付けていても、その日の体調や、気象条件で症状が出ることがあります。周りの大人や指導者が気を付けて暑さ対策を心がけることが必要なようです。ポイントとしては、水分補給と体を冷やすことが大切ですが、意識がもうろうとしている時には、迷わず119番して救急車を呼んでくださいということでした。
3 誤飲(異物除去)
4 胸骨圧迫とAED
救急車が到着するまでの8分間、周りにいる人の対応によって、救命率上がったり・後遺症が軽減したりするなど、統計としてはっきり結果が表れているようです。消防士の方が到着されるまで、休まずに「胸骨圧迫」+「AED操作」を続けてくださいということでした。
●AEDの使い方
花畑公民館(入口の左側:施設内、開設時使用可)や花畑小学校(玄関前:施設外、常時使用可)には、写真のようなオートショック型のAEDがあります。どちらも、電源をオンにすれば音声案内が流れます。音声案内に従って、右上の図のような手順で、胸骨圧迫と連動しながら救命処置を行いましょう。 一連の内容を正味1時間で、講義から体験まで実施していただき、参加された皆さん「とても勉強になりました」と口々に言われていました。万一の事態が無いにこしたことはありませんが、「備えあれば憂いなし」。お世話になったお二人にお礼を言って研修会は終わりました。 END