2022年7月12日火曜日

芝生の再生を目指して vol、4

  梅雨が明け、強い日差しのもと植物にとっては適度な水があればぐんぐん育つ時期です。

 もちろん、公民館の芝生広場(屋上)の雑草も御多分にもれず、その勢いは芝を凌駕するほどです。前回は6月の3日に、草取りがひと段落ついたことをご報告しましたが、あれから一ヶ月。その後の「芝生?広場」の様子をご紹介します。

 一見すると芝生広場のようにも見えますが……。


 近づいてよーく見ると、

 いろんな種類の雑草が元気に?育ち始めています。
今回新たに目立ち始めたのが、地面を這うように育つ
     「コニシキソウ(小錦草)」です。

 どこからやってきたの?なぜここに?と、いっぱいいっぱい疑問符が頭をめぐるのですが、ネットで調べてみると、案の定手強い相手のようです。 春から秋にかけて見られ越冬はしないとのことですが、種子を地中に残してまた翌年生えてくるようです。地面を這いつくばるように乾燥した劣悪な環境でも繁殖していくそうです。ならば、環境が整った屋上では…。芝刈り機で刈り込むと殆どの雑草は刈り込まれるのでだんだん消滅していくようですが、小錦草は刈り込むことが出来ないので手で抜くしか方法はないようです。

 小錦草の他にも以前ご紹介した、地下茎を張り巡らす「チガヤ」や、力を入れないと抜けないことから力草とも呼ばれる「オヒシバ」なども育ち始めています。オヒシバは舗装道路の隙間から力強く生えてくる雑草の代表格ともいえます。急速に成長してトウモロコシやサツマイモ、サトウキビなどの作物の生産量にも悪影響を及ぼすようです。

 雑草のことについて詳しくなりますが、芝生広場の再生への道のりは簡単でないことを改めて感じているところです。今日もひと汗かかねばならないようです……。

「オヒシバ(雄日芝)」