2024年6月25日火曜日

事業報告9 よりあい塾花畑「お金の終活」 

 ●6月20日(木) 「元気なうちに始める『本当に必要なお金の終活』」

 今回のよりあい塾は、福岡県金融広報委員会の金融広報アドバイザー桑野 道子さんお招きして、お金の終活について説明していただきました。

 当日は、校区外から参加された方もおられ合計で31名の方が、お金にまつわる話を聞いて勉強されました。タイトルに「お金の終活」とあったので、年代的には60代以上の方がほとんどだったようです。参加された皆さんは、学校時代を含め、今までにまとまって「お金」の話を聞かれた方はあまりおられなかったようで、皆さん真剣に先生の話を聞かれていました。


 桑野先生は、ご主人の転勤があったので同じ仕事をずっと続けられたわけでなく、金融の勉強もご自身が勉強されて、消費生活アドバイザーや金融広報のアドバイザーになられたそうです。その分、参加されていたみなさんとの距離が近く、日常的な生活の中のお金の話として分かりやすく説明していただいたと思います。話の内容をすべてご紹介することはできませんが、話された具体的な項目といくつかのキーワードをお知らせします。

 【お話していただいた具体的な項目】

1 お金まわりの終活  お金のまわりを整理することが大切です。

  我が家のお金まわりには何が? ①資産関連 ②契約関連 ③その他(年金、保険等)

2 老後に必要なお金

  これからどのように暮らしたいか? ①生活費 ②税金・保険料

   ③臨時で出ていくお金(医療、介護、リフォーム、買い替え、冠婚葬祭、旅行等)

   ④資産状況の確認  ⑤収支のバランスをイメージする

3 気になるお金関連ニュース   ①新NISA  ②相続登記義務化

 【キーワード】

 〇時代は変化しています。お金の環境も変化しています。基礎知識を持ちましょう。

 〇お金の終活にも焦点を当ててください。きちんと記録しましょう。自分なりに。

 〇お金が絡んでいるものはすべて書き出してみる。お金の断捨離を!

 〇いつでも見れる。PCよりノートに書く。定位置に置く。余白を作って記録。

 〇固定電話使っていますか?セールスの受信のみになっていませんか?

 〇クレジットカードは2~3枚にまとめておく。

 〇スマホとPCの終活。パスワードを記録しておき、開ける状態に。

 〇お金について記録することは、日々の生活に安心感をもたらす。

 〇何にお金を使うか、優先順位を決めておく。

 〇お金が目的でなく、生活の豊かさについて再考してみる。

 〇年金で生活費がまかなえればそれが一番いい。働ける間は何歳までも働きたいものです。

 〇金融リテラシー(お金の読み・書き・そろばん)を身に着けよう。騙されないために。

  ※金融広報中央委員会「大人のための お金と生活の知恵」パンフレット

                   (事務局:日本銀行情報サービス局)

 最後に、参加された方々の感想をご紹介します。

●お金まわりの項目を書きだすことが大切だと思った。クレカや不要の通帳を解約しようと思った。

●わかりやすいお話でした。ありがとうございました。次回を楽しみにしています。

●現在、終活中です。高齢化に伴い生命保険・医療保険等の見直しを検討中です。大変有意義な講演でした。ありがとうございました。

●初めてお金の講義を受けました。記録をきちんとつけるようにしたいと思います。また、お金の勉強をしたいと思います。ちょっと遅いですけど。

●なんとなく分かりましたが、年金が決まっていますのでどうしようもありません。お金の周りの整理、クレジットカードの整理はしようと思います。

●まずは、小さな事から、出費を考えていきたいと思います。冷蔵庫の整理。かなりお金が貯まりそうです。ありがとうございました。

●分かりやすく、講師の先生もフレンドリーで良かった。また続編を期待しています。

                               END